EagleLineガイド

ゴルフボールにまっすぐラインを引く方法|道具・手順・ルール

ゴルフボールのラインをきれいに仕上げるコツは、ペンを強く押しつけることではありません。ボールの表面を乾かし、途中で動かないように固定して、ペン先を一定の方向へ動かします。

線の長さや色に一つの正解はありません。まずは予備球に短い線を一本引き、見やすさと仕上がりを確かめるところから始めましょう。必要な道具、にじみや曲がりを見直す順番、ラウンドで向きを合わせるときのルールまでまとめます。

乾いた布、青いマーカー、青いラインを描いた白いゴルフボールを置いた準備場面
線を引く前に、ボールの表面を乾かし、マーカーを用意します。

まず決めるのは、線の長さと道具

初めてなら、一本の短い直線から試すと、描きやすさと構えたときの見え方を比べやすくなります。長い線や複数の線が合う人もいますが、線を長くしたり本数を増やしたりすれば、必ず合わせやすくなるわけではありません。

用意するものは、次の四つです。

  • 油性フェルトペン、またはゴルフボール用のマーカー
  • ボールを固定し、ペン先を導くラインガイド
  • 表面の水分や汚れを取る乾いた布
  • 描き方と乾き方を確かめる同じモデルの予備球

色は、構えた位置から見分けやすく、ボールにもともとある印刷と区別しやすいものを選びます。メーカー名やモデル名をすべて覆わず、必要ならイニシャルや小さな点など、自分のボールを見分ける印も加えておきます。

マーカーとボール表面の相性、乾き方、擦れ方は組み合わせや環境で変わります。ラウンドで使う球へまとめて描く前に、予備球で確かめてください。

まっすぐ引くための4つの手順

この4つの手順は、ラウンド前に済ませておくと迷いません。ラウンド中は、インプレーのボールを拾い上げたり、拭いたり、回したりできる場面が規則で限られるため、先に該当する手順を確認してください。

1. ボールをきれいにして乾かす

乾いた布で水分、砂、芝などの汚れを拭き取ります。ディンプルの間に汚れが残っていると、線がにじんだり、途中で途切れたりする原因になります。

2. 引く位置を決め、ボールを固定する

線を引きたい位置をガイドの中央へ合わせます。描いている途中でボールが回らないことを確かめます。固定できていれば、強く押さえつける必要はありません。

3. 道具の説明に従って、ペン先を一定の方向へ動かす

ペン先をガイドへ当て、使っている道具の説明に従って動かします。途中で持ち方や力の向きを変えず、まずは軽い力で一本引きます。往復させるか、一方向だけに動かすかは製品によって異なるため、その道具の使い方を優先してください。

4. 触る前に乾かし、仕上がりを見る

すぐに指や布でこすらず、線が乾いてからボールを扱います。乾くまでの時間はインク、表面、気温、湿度で変わります。ペンに目安があればそれに従い、予備球でどのくらい置けばこすれないかを確かめてから、ラウンドで使う球へ進みます。

最初の一本を見て、線が均一なら同じ手順を続けます。にじみ、曲がり、かすれがあれば、次の順番で原因を一つずつ切り分けます。

にじむ、曲がる、かすれるときの見直し方

同じ大きさの3個の白いゴルフボール。左は均一な青い線、中央はにじんだ線、右はやや曲がり、かすれて太さが揃わない線
均一な線と、にじみ・かすれがある線。曲がる場合は、ボールの固定状態とペン先の動きを見直します。

にじむ場合は、まずボールとガイドに水分が残っていないか、描いた直後に触れていないかを見ます。乾いた予備球でも同じ状態になるなら、マーカーと表面の相性も確かめます。

線の端が曲がる場合は、描いている途中でボールが回っていないか、ペン先がガイドから離れていないかを確認します。途中で手の向きや力を変えないことも大切です。

かすれる場合は、ペン先が表面へ安定して触れているか、インクが出ているかを見ます。強く押して一度に直そうとせず、一つだけ条件を変えて、予備球にもう一本引きます。

「拭く」「固定する」「ペン先の接触を確かめる」を一つずつ試し、改善したら同じ条件でもう一本引きます。再現できれば、その条件を採用します。変わらなければ次へ進みます。

ゴルフ規則では、ボールにラインを引いてよい?

フェルトペンなどでゴルフボールにラインや識別用の印を描くことは認められています。ボールにもともとある表示を識別できる状態に保ちます。この記事が扱うのはペンによるマーキングです。塗料、シール、表面を削る加工などを同じ扱いとは考えないでください。

注意したいのは、「ラインを描くこと」と「インプレーのボールを狙う方向へ回すこと」は別だという点です。

  • ティーイングエリアでは、ストローク前にボールの向きを決めて置けます。
  • パッティンググリーンでは、まずボールの位置をボールマーカーでマークします。次にボールを拾い上げるか回してラインを目標へ合わせ、元の位置にリプレースします。ストローク前にボールマーカーを取り除きます。
  • それ以外の場所では、別の規則によって拾い上げや移動が認められている場合を除き、ラインを合わせるためだけにインプレーのボールを回すことはできません。

ボールに描いたラインを見ることと、方向を示すためにガイドや別の物を地面へ置くことも別です。プレーの線やスタンスを示す目的で物を置くことは、取り除いてから打つ場合も認められていません。

規則の要点は、JGAの用具規則JGAによる規則10.2bの解説、R&Aの規則13規則14で確認できます。競技条件やローカルルールが加わる場合もあるため、参加する競技やコースの案内も確認してください。

描いたラインを使うとき

ラインは、狙う方向を目で確認するための基準です。パッティンググリーンでは、ボールの位置を正しくマークしたうえで、選んだ目標点へ線を合わせます。具体的な順番は、パターでボールのラインを合わせる方法で説明しています。

ガイドとペンを別々に用意する方法もあれば、一つにまとめる方法もあります。EagleLineは、ボールを保持する本体、U字状レール、内蔵マーカーを一体にしたゴルフボール用ラインマーカーです。使う場合は、商品ページと取扱説明書に記載された手順を優先してください。

最初は予備球に短い線を一本だけ引き、乾いてからアドレスしたときの見え方を確かめます。見やすく、線にも問題がなければ、同じ手順でラウンドに使う球へ進みます。しっくりこなければ、線を増やす前に長さか色のどちらか一つだけを変えて、もう一度確かめます。